「 聖子 」と「 明菜 」
私は 2人とも 好きだ。
人気度などの調査結果は様々なのだろう。
デビュー年の差から、楽曲で存在感を示した時期に違いがあり、そういう点も調査結果に影響しているかもしれない。
聖子は 80年~83年頃、三か月ごとの新曲で圧倒的な存在感を示したと思う。
( 90年代でも「あなたに逢いたくて~Missing You~」で存在感。)
明菜は 重なりつつ 80年代半ばから後半に掛けて圧巻のパフォーマンスを見せたと言えるだろう。
アイドルに関心が向く年齢は、10 ~ 18才 ( 小学4年生~高校生 ) 位が中心と思われる。
ネットの時代ではなかった ( 時代を遡れない ) ので、活躍時期が ずれると評価者の印象に影響しただろう。
団塊ジュニア世代が1971~74年らしいので、重なり合いながらも多少 明菜が有利だったのかもしれない。
( 売り上げや ベストテンの記録 など )
ファンのその後のネットの活用度も 若い世代のほうが 高かっただろう。
最近は上の層も下の層も含めて 動画を視聴する機会が増えて、聖子の歌声や歌唱力の再評価が進んでいるとの話もあるようだ。
歌声も 曲調も 好みの違いがあるので、どちらが上とする必要はない。
70年代、80年代には魅力がある。
マイケルジャクソン以降か分からないが、現在は動画でのダンスパフォーマンスが人気で、それが楽曲に影響しているようだし、複雑にしたり高度な歌唱を追求しても、楽曲自体の魅力は昭和歌謡のほうが強いと思われる。
ネットの恩恵で 聖子のアルバム曲 ( 80年代後半のものも ) を知り、CDを買ったりした。
「 時間旅行 」「 Pearl-White Eve 」「 恋人がサンタクロース 」「 マイアミ午前5時 」「 瑠璃色の地球 」など、リアルタイムより30年以上経って魅力を知ることとなった。
明菜の「 駅 」( CRIMSON ) も 。
( 作品は、作詞者、作曲者、編曲者、プロデューサー を含め、関わった人々の功績としても残る。)
聖子と明菜、アイドルにとどまらない、歌手として双璧の魅力。
ポップス系?歌手の良い所は、特殊な歌唱法ではない、自然な魅力。
「 時間旅行 」と「 駅 」は、奇しくも共に1986年のアルバム曲で、リアルタイムでは聴いていなかったと思う。
「 時間旅行 」は、フィギュアスケートの伊藤みどりさんがカルガリー五輪のエキシビションの曲 ( タイム・パッセージ ) に採用したので、曲としてはテレビで聴いていたかもしれない。
どちらの曲も、37年後に自分の心に届き、最高レベルで響いた。
目を閉じて聴き入ることもあれば、支度しながら聴いたり、どちらかをループで聴きながら まどろんだり。
歌詞の内容的には切ないが、毎回 現実的に重く受けとめるわけでもないので、雰囲気を味わい、歌声の心地良さで癒される感じかもしれない。
「 聖子 」と「 明菜 」 素晴らしき哉