縁を大事にすることが温かい社会につながるという考え方を全否定はできないが、縁のない人に対しては無関心で冷たいというのでは、社会としての温かさに欠けることになる。
縁が無い人に対しても思いやりを持つことが大切であり、それが公平さ・公正さにもつながる。
博愛主義だと身近な人に冷たくなるという見方があるのかもしれないが、極端に捉えるのは妥当ではない。
程度の問題でもあるし、もはや身近な集団だけで成り立つ社会でもない。
身近な人々全体としても、他の集団の人々に対して思いやりをもつ必要がある。
それができないと、身近な人々の間でもどこか冷たさを感じながら生きることになり、幸せから遠ざかる。