「 優しさを主とし、知的・客観的に確かな 思いやりの心 」  それを推奨していますが ... らくがき帳になっています。 ( 何の専門家でもありません。)

2019-01-01から1年間の記事一覧

104

忘れられる権利に関して、公表されない利益と公表される利益を比較するという考え方は、公共の福祉のさじ加減によって人権保障が危うくなるという域を出ていない。 この場合の公表される利益というのは本人の利益ではなく、社会の利益である。 一個人の利益…

103

回数が増えてきて、既に述べたかどうか分からなくなってきた。 環境問題では、温暖化対策について、原発で達成している部分は割り引かなければ、総合的な観点での環境問題から目を背けていることになる。 温暖化の阻止が先で、原発廃止が後回しで良いとは言…

102

叙勲や褒章についての国家主義的な側面を無くしていくべきである。 対等な個人の関係で感謝を示す場合には、頭を下げるとすれば感謝を示す側である。 感謝する側が多数者になり、国ともなると、功労ご苦労であったという形式になっている。 天皇が国民統合の…

101

いじめをなくすために、いじめにあたるか否かの境界線を見極めるのは難しい。 当事者の主観や社会的な視点も様々である。 いじめをなくすというよりは、他者への配慮を欠いた自由や権利を最大限に確保しようとするかのようでもある。 表現の自由とヘイトスピ…

100

思いやりを持てない場合には義務となると前に述べたが、思想が強制されて良いということではない。 正しさを求めることが大切であっても、思想が強制されて良いわけではない。 自分自身の内面での格率として、義務と捉える必要がでてくるということである。 …

99

心理学・脳科学その他、学問研究が進むことが良いのは当然であるが、注意点を二つ指摘しておきたい。 一つは、十分な検証がなされないまま論文が紹介されただけで、科学的な正しさが必ずしも保証されていない言説もあるのではないのかということ。 もう一つ…

98

赤字解消・採算といった経済合理性だけに目を奪われての民営化は、公正さや公共性について国民が負担しなければならない費用に目を背ける考え方に基づく。 公正さの意識が不十分で収益力の向上が意識されれば、迷惑な営業が展開されるのは必然と言える。 作…

97

調査研究名目で自衛艦を中東に派遣するというのは、調査研究という言葉の意味と実質的な目的が乖離している。 牽強付会の解釈・運用は、国に対する信頼を損ねる。 軍事上の偵察・監視・護衛・示威活動であり、遠方に乗り込んで自衛の範囲に際限のない追加的…

96

鏡で左右が逆になるというのは、対面した状態が鏡でそのまま反射しているのが見えるだけなのに、鏡の中に現実の空間があるかのように感じられるため、前後の向きが変換された左右逆転した像として認識されてしまうからだろう。 人と対面するとき、自分の視点…

95

定義づけで責任を逃れようとするのは、不公正である。 たとえば、明確に把握できていなくても、毒物であることが分かっているのなら、正しい対処がなされなければならず、正確なラベルが貼られていないからといって不適切な対処が許されて良いわけではない。…

94

元事務次官による息子殺害の裁判で検察官が、お体に気をつけてと声を掛けたそうだが、適切であるとは思われない。 殺人罪の被告人に対して、検察官が公開法廷の場で敢えて掛けるべき言葉ではない。 判決では被告人の行為の短絡的な面も指摘されている。 被害…

93

野党の再編で、共に政権を批判することを長く続けながら、理念の違いを強調するのでは、現実的対応とは言えないだろう。 野党側で理念の違いが受け入れられないのなら、与党側に加わることを模索したほうが良い。 受け容れられない理念があっても、留保しつ…

92

NHKの新会長が、政権との距離を保つこと、報道機関としてのチェック、公平・中立といったことに言及したことは、公共放送の理念として正しい。 具体的な場面・各論で、政府が右といったら右ということにならないことを示していくことが求められる。 経営委員…

91

情状酌量によって、殺人と暴行・脅迫とで部分的に相殺してしまうことになるのでは、司法として正しいとは思われない。 殺意をもって人を殺害し、正当防衛にも該当しない場合、やむをえなかったとは認定されていないにもかかわらず、情状酌量により、殺人につ…

90

英国EU離脱混迷の手続き的な原因は、重要な政策の変更についても単純多数決で決することにあると思われる。 僅かな差で変更することが正しいのなら、僅かな差でまた変更することも正しいことになり、流動的になる。 それが繰り返されないとすれば、正しさよ…

89

共通テストでの記述式は、無理があるようだ。 多数の採点者が同じ採点ができるのであれば、記述式で問わなくても済む問い方が可能なのではないか。 形ばかりの記述式では、あまり意味がないだろう。 記述式は、二次試験などで各大学の状況に応じて実施したほ…

88

鉄腕アトムに思いやりの心がなければ、野放しのAI兵器になってしまうおそれがある。 人間も同じだ。人が思いやりを最重視できなければ、無差別殺人・テロ・戦争などに結びつく恐れもある。 レベルの低いAI兵器と同じになる。指示する者も同じだ。 規範を守る…

87

仕事の環境によっては辞めることを考えなければならない場合もあるが、客観的に考えて続けるのが妥当な場合は、心の持ちようが大切かもしれない。 ○ 働けることに感謝する。 ○ お返しに、収入分より少しでも大きめに貢献することを意識する。 収入やお返しは…

86

冬は着替えに時間が掛かり、出発が予想より遅れ気味になる。 早く起きても同じになったりする。 出掛ける直前で予想以上の時間が掛かってしまうと挽回できないので、見込みが甘くなることは先にしておくほうが良いのかもしれない。 時間もお金も余裕があると…

85

公文書のバックアップデータが残っていて再生可能な状態であれば、それが恣意的に扱われるのは不適切である。 公文書で重要なのは紙ではなく、中身であり、内容・情報・データである。 公的な行事が公然となされているのに、その限定的な招待客が秘密なのは…

84

問題のある関係とは、一対一で会ったかどうかとは関係がない。 仕事上、一対一で会ったからといって個人的な関係とは限らないし、一対一でないから個人的な関係がないとも言えない。 知り合いだからといって必ずしも悪いとは限らず関係の内容によるが、国民…

83

縁を大事にすることが温かい社会につながるという考え方を全否定はできないが、縁のない人に対しては無関心で冷たいというのでは、社会としての温かさに欠けることになる。 縁が無い人に対しても思いやりを持つことが大切であり、それが公平さ・公正さにもつ…

82

原爆投下を正当化する人には、浦上天主堂や被爆マリア像から考えてもらう必要があったのかもしれない。

81

競技大会のゼッケンなどについて、協賛企業名などが入るのが当たり前になって久しいが、会場の広告とは異なり、衣服は身体に密着して、人格にも関わると考えられるため、参加者に着用を事実上強制する結果となることには問題がある。 人格が軽視される結果と…

80

相撲で、張り差しを多用するとすれば、それは効果があるからだろう。 効果としては、相手が多少なりとも脳震盪を起こすからではないのかと疑問に思われる。 方向を変えるようなことにはなっていないし、ぶつかる勢いをそぐだけなら、手で押さえてから当たれ…

79

単独親権が違憲かどうかについては、権利の対象が人であり、親の権利だけで考えることはできない。 親としての愛情に対して配慮することも大切であるが、親の権利が強調されると、子への虐待防止の妨げにもなる。 一方に酷な状況があれば、運用上の見直しは…

78

大学入学共通テストを利用しない大学を文科省に指導させようとする与党議員の発言は、自由な議論だとして肯定することはできない。 自由な議論とは、強者が優越的な立場に基づいて自由に強弁できるということではない。 正当な議論が成立するためには、すべ…

77

内心の自由が保障されるようになったのは、主に信教の自由のためかららしいですが、保障された宗教自体が信者の思想信条の自由を認めないとすれば、それを保護するのはおかしいと思われます。 人々が権力者から解放されても、聖職者が取って代わるだけになっ…

76

言論の内容に対する批判ではなく、言論の主体を攻撃することに関心がある言論は、内容がゴシップ的で、知的な評価に値しないように思われます。 言い負かされて悔しくて、人格非難に及んでいるようにも感じられます。 自他の見解に関係なく、偏見も無く、内…

75

このブログでは、思われますといった弱い表現を多用していますが、表現の強弱で読み手が影響されるとすれば、論理的読解力が不十分かもしれません。 また、私の能力の無さに言及したからといって、評価に影響があるのも同じでしょう。