2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「(他者が悪くても) 責めない」ということを、自分のルールにしておけば、思いやりを持てないときに役立つ。 自分の考えが正しくて、他者や環境・状況が悪いと思うと、思いやりをもつのが難しくなる。 優しさや思いやりの心から外れてしまうと、穏やかな心や…
防衛省設置法の「調査及び研究」について、公正性や学術的な要素のない情報収集を認めるのでは、防衛に関する諜報活動の余地もあることになり、設置法により、自衛隊が防衛に関する諜報機関も兼ねていることになる。 「所掌事務の遂行に必要な」という限定が…
ヤジが良いわけではないが、不適切なヤジということで、ヤジの内容に立ち入って責任追及することは、言論の自由に反することになる。 多数派による言論弾圧を醸成するおそれがある。 ヤジとは、意見表明の機会を認められた人の邪魔をする言動と考えられる。 …
当然に権利を有するとされる者が権利行使をする場合であっても、毅然とした対応が必要な場合もある。 権利行使が容易であるのに越したことはないが、憲法12条でも不断の努力が求められている。 周囲の顔色を気にする・窺うというのは、権利より同調に価値が…
積極的平和主義は、軍事的制圧主義であり、平和主義ではない。 平和主義を積極的に進めるかのように見せかけて、軍事力の行使を正当化する。 言葉の意味や概念を都合良く変える言論には、翻訳が必要になってしまう。 自国の軍事力に制約を課すのが平和主義で…
自国第一主義を掲げる国との同盟関係を継続することは、国際公共性に反する。 自国第一での軍事的な海外進出・覇権主義に正当性はない。 それにお伴することにも正当性はない。 米国が政権交代で悪い国になったときに、安全保障条約を継続することは、悪であ…
安保条約と平和主義のどちらが平和を守ってきたのかというのは、現実にはどちらも存在していたので、強弁の域に留まる。 どちらかが無かった場合、違う現実・事実が積み重なっていたはずである。 アメリカ兵が、リスクの観点で日本に派兵されたいと思う (思…
駐留米軍経費負担の通称として、思いやりという表現を使い続けるべきではない。 その本質的な理由としては、打算に基づいていることについて、道徳的に大切な思いやりという表現が使われている点がある。 費用の負担よりも、米軍駐留の利益が上回るという計…
自分の感覚を社会に押しつけることはできないということを前提に、自分の感覚を述べる。 臓器を移植してもらって延命したいとは思わないし、そのために脳死という捉え方をすることが良いとも思わない。 ( 心臓が止まった瞬間が死であるとも言えないし、心や…
会社は誰のためのものかという点について、株主のためのものであると考え、経営に関わっていない株主が自身の経済的利益のため経営全般に口をはさむことを許すとすれば、所有と経営の分離という会社制度の趣旨に反すると考えられる。 沿革的には、金が余って…
責任能力が無いために処罰がなされないと、被害者や社会の処罰感情の行き場を失うが、責任を問えない人の言動には必ずしもポリティカルコレクトネスを期待できるとは限らないため、神経を逆なでされるような言動までも看過せざるをえない点で、より苦悩が増…
「 (公共的に必要でなければ) 決して他者を責めない 。」というルールを自分で設定して守ることは、自分を楽にするかもしれない。 相手が悪いのに責める気持ちを抑えるとフラストレーションが溜まってしまいそうだが、困っていることを指摘するだけなら責め…
過酷な制度や環境は、万人が平等にあるいは同じ確率でその状況になり、それを万人が受け入れるか、万人が受け入れざるをえないのであれば、人権問題とはならない。 現実には、様々な差を除去できないので、制度が過酷であること自体が人権侵害につながる。 (…
自国民と一時的な滞在者とでは、権利保障に違いがあるようなので、違いがあるという前提で考えると、日本の司法制度についてそのまま適用を受けるか、(可能な範囲にはなろうが) 欧米流や自国の制度に沿った制度の適用を受けるかを入国時に選択しておいてもら…
ウクライナ機撃墜について、イランがアメリカの責任に言及しても自国の責任を軽くすることはできないが、両国がエスカレートした結果であることは否定できない。 実際に戦争をする気はなくても、緊張を高めれば、何かしらのミスによって、深刻な状況になる可…
核保有国が国際公共性に反する言動を示すのであれば、他国に核保有を禁じる正当性が無くなる。 直接話はつながらないが、 反知性主義に関しては、思いやりに欠ける知性への批判であれば妥当であるが、反知性主義の主張内容自体が思いやりに欠ける面が多いの…
トランプ政権下のアメリカと中国やロシアとでは、(国際関係上は) どこの国がより公正なのか分からない。 自国の主観では自衛のためでも、相手国からは受け入れられず対立が激化し、かえって自国民を危険にさらすことにもなる。 自国の主観に基づいて暴力によ…
被告人の逃亡と保釈条件については、他国の現状を踏まえて検討が必要なのであろう。 その辺りは、今後の報道や知見に委ねる。 平等性という観点からは、保釈金の額が足りなかったのだろう。 言うまでもないがこの場合、平等というのは同一額ということではな…
失業率の低下は、アベノミクスの旬な果実ではなく、やはり少子高齢化への対応遅れから養分を得ているあだ花の面が強いのだろう。 与件の下、労働の担い手が不足するというのは、失業率の低下と同義と言って良いだろう。 経済政策の賜物であるなら、雇用改善…
性善か性悪かということは、善悪の基準が価値判断によって違うので、認定不可能である。 普通に考えれば殺人が悪なのは明らかだが、戦争であれば国のために戦うということで正当化されたりする。 必要悪という捉え方をしても、必要なのに悪なのかという疑問…
自分の知識が不十分なことは言うまでもないが、人の能力には違いがあるので、知識が十分になるまで待っていたら、人生を何度も生きてからでないと自分の考えを述べられそうにもないので、思い至ったこと、思いついたことを、とりとめもなく記す。 私の考え方…
憲法の下で存在している政治体制や総理大臣の地位を認めながら、憲法の正当性に疑問を呈するのは恣意的である。 憲法違反の行為を総理大臣に求めるのも、違法行為を教唆するようなものだ。 学者の多数意見は知見なのであり、知見に基づいて違憲と判断される…
自分が幸せにならないと人を幸せにできない、人を幸せにするためにはまず自分が幸せにならなければならないという考え方は、自分にとって都合が良く、そうすることで満足感を得ることはできるかもしれないが、幸せには近づけないと思われる。 悟りの境地であ…
世界各国、政府と一般市民でも違いがあるのかもしれないが、国家としては、自国民の保護だけでなく、国外での不正行為の嫌疑に対しても公正に対処する必要がある。 金持ちや有力者が優遇されれば、権力側との癒着が疑われることになる。
個人の訴訟について、政治・司法・社会問題などの観点からの法廷外の言動によって個別の裁判に影響を与えることは公正ではないし、疑念を生じさせることにもなる。 公平さを考慮せずに自分を有利にしたり、自分の裁判を他の目的に利用したりする側面を排除で…
合理性があるとされるとそれだけで正しいと思えてしまうが、自然法則などの科学的な正しさとは違う。 合理性自体が、人間の欲望や価値判断と結び付いている。 経済合理性などでは特にそうだ。 合理というよりは、合利である。 それに気づけば、合理性がある…