優しさを主とすることが、心の平穏や幸せにつながることが分かってはいても、それに気付いたのが遅くて、あまり慣れてもいないため、優しさから外れてしまいがちだ。
意地悪に頭を使うことはないが、他者の悪意や身勝手さを赦すのは難しい。
しかし、自分が決めた、優しさを主とするという義務に従うことが、結局は自他のためになる。
義務といっても、嫌々従わざるをえない義務ではなく、自分が定めたルールであり、幸せになれるエッジ (優位性) のある手法だ。
一方で、優しさを主とするといっても、悪い状況を放置して良いわけではない。
優しさに基づきながらも、客観的に考えて対処する必要がある。
状況や効果も考えて、毅然とした対応が必要な場合もある。
知性の面で意識が必要なこともあるが、最初に必要な意識は優しさだ。
知性は自分の能力内で自然と働く。
しかし、優しさを起点として知性を使っていかないと、幸せな方向に向かえない。