政権の長さについて、憲政史上という言葉が冠されるのであれば、身の処し方や政権運営の誠実さについても、憲政史上(ワースト)何位かと評されねば、アンフェアであろう。
( 問題発覚後の身の処し方が問題とされるほうが少ないのかもしれない。 辞めれば済むということでもないことも込みであれば、岸信介が思い浮かぶが。)
うっかり ちゃっかり宰相 という表現では、かわい過ぎて、他の表現を考えねばなるまい。
自身の政治活動の基盤である組織の不正により、数値上示されている多数回、長期間にわたり、議会のやりとりが蔑ろになった。
その議会の議員の身分にそのまま居座り、後の選挙への出馬の意向も示すなどという身の処し方では、反省する度合いについての深く深くという表現が嘘ということになる。
重大な結果に対して、議員として、国民に対しても議会に対しても、重い責任を取る必要がある。
説明する務めだけなら、報告義務を、事後報告で済ませただけである。
本人や所属する政党側が自己申告で、説明責任を果たしたと言えることではない。
許されるかどうかを、説明を受ける側に委ねない姿勢は、謝罪を無に帰すものである。