法律を学べば、小銭が落ちていても、占有離脱物横領罪が頭に浮かんで、もらってしまうという選択肢が無くなるのではなかろうか。
法の執行に携わる人なら尚更だろう。
賭けマージャンが世間一般でどの程度行なわれているのかわからないが、不要不急のことで検察と一般人との整合性を持たせるというのでは、刑罰を求める立場の違いを無視していて整合的とは言えない。
緩さを助長することにもなる。
第三者機関の判断などにより、お手盛り的な処分をなくす必要がある。
また、政権として定年延長にこだわっておきながら、検察側の要望であったという言い訳を添えても通らない。
コロナ禍中、国民を巻き込んで余計な議論に時間を使い、使わせた責任は重い。
コロナ対策を自治体に任せた辺りから悪い余裕が感じられていた。
処分が甘ければ、もたれ合いの関係が疑われるのは当然だろう。
一般的に権力的な対処としては、泣いて馬謖を斬るということもあり得るのだろうし、泣きもせず冷酷に処分するようなこともあるのかもしれない。
裏でどのような扱いがなされるのかは分からない。
しかし、検察と対立するのは得策ではないのだろう。
定年延長だけでなく、処分も甘くし、政権の覚えが良ければ得をすることを示しておけば、検察が忖度することを期待できるのかもしれない。
在任と離任について、恣意的な人事やもたれ合いが現実化したのではなかろうか。
厳正な処分とともに、定年延長についての閣議決定の撤回が求められているのも当然と言える。