少し前の話になるが、男性ベビーシッターに任せるかどうかは、保護者側の判断ということなのだろう。
差別をなくすことや職業選択の自由は当然重要であるが、弱者である子どもの人権が、後回しになることは避けなければならない。
概念的な完全・完璧な形式的平等は、頭脳が心から離れた思考に傾いているかもしれない。
思いやりという観点から、子どもの心身を重視する必要がある中では、状況を見極めたり、犯罪を防ぐ対策が不十分な間、成人の自由が制約される場合があるとしてもやむをえない。
ただ、危惧感などの面は、犯罪防止対策などとの兼ね合いで、様々な危険性や効用と同様に、保護者が判断せざるをえないのだろう。