受信料収入で支えられている公共放送が、民法も放送できる内容のバラエティー番組を放送していれば、民放は視聴率の面で余分な競争を強いられ、問題もあるだろう。
民放では扱いきれない内容のうち公共性に適ったものを視聴率に影響されず放送することが、公共放送には求められる。
( その辺りのことは、国民の理解も必要である。)
夜の歌番組で、また、マスク無し近距離の会話が放送されていた。
現場の安全が必要であることはコロナに限ったことではなく当然の前提なのであり、安全だからといって放送内容にお墨付きが与えられるわけではない。
出演者間が会話時にどの程度隔てられているかという面で、民放を含めて自分が視聴した範囲では最も配慮を欠いた番組だと感じられる。
歌の場面で考えても、テレビ上の芸能だけを特権的な扱いとするのは問題があるし、未成年を参加させて、通常の対策を無視したパフォーマンスを行なわせたことも良くない。
視聴者数の多い時間帯では悪影響も大きくなる。
民放でも扱える番組で、一般的な感染対策に反した内容を放送するのでは、経営方針も問われる必要がある、というのが感想だ。