平和の祭典としての意義が問題なのではなく、災禍を助長してしまう点が問題となっているのである。
平和のためなら 人が亡くなってもいいというわけではない。
国内への影響に関するシミュレーションだけで判断するのも問題であり、世界各地への影響が看過されている。
ゴールデンウイーク後の沖縄・北海道での悪化を考えると、東京や日本でのカクテル状況が、大会関係者以外の人々によって、世界各地に持ち帰られるおそれもある。
一般のワクチン接種も、進んでいない国のほうが多い。
ほぼ選手だけのバブル方式での開催なら賛成できるが、バブル外の人流・流入・流出について強く抑制されないのでは中止が妥当である。
無観客だけでは足りない。
各地での事前合宿が バブル方式に悪影響を及ぼすおそれもある。
推進しようとする政治家が 専門家にプレッシャーを掛けるのは問題である。
賛成する専門家だけにすがろうとする政権の姿勢も、( 憲法の解釈や学術会議に対する姿勢と同様 ) 問題である。