職域接種が早々と実施されたが、それは利己的な望みに寄り添うものである。
客など相手方の安全・安心のためなら、相手に先に接種してもらえば良い。
接種できない相手側のリスクはあるが、それはその場に限られず、一般的な対応の場面について優先する理由にはならない。
順序的には、重症化しやすい人の側( 介護従事者等も ) の接種を優先すべきであったろう。
高齢者の接種で、1回済み三分の一、2回済み数パーセント、国民全体で1回済み10数パーセントというような状況で、特定の職域が優先されてしまう政策は良くない。
産業医が確保されていて、その余力分が予め公共的に活かされないまま、早く多くの人に打つという理由で、その組織が優先的な地位を獲得できるというのは、前例になるとすれば問題が残る。