時間泥棒が 時間を 泥棒したり、意味泥棒が 言葉の意味を 泥棒したり。
泥棒は、色々なものを盗むものなのだろう。
人々の意識も、盗まれるのかもしれない。
コロナ対応への、意識や時間が盗まれて、五輪優先に振り替えられてきた。
観客 という言葉の意味が盗まれ、観覧する関係者について 観客とは別枠にして、しかもそれを後から明かして平気でいられるように、意識や感情・倫理観も盗まれてしまったのだろう。
緊急事態宣言が出されたら無観客にする可能性があるといっても、緊急事態宣言を出し遅れてきた人が判断するのであり、しかも中止は視野に入っていないようだ。
特権者や受難者がいても平気でいられるのは、平等性の意識が盗まれたからだろう。
利益・不利益、満足・不満足について、不平等な扱いがなされ、格差も見過ごされてきた。
自己責任論では、公正さの意味が盗まれたりしたのだろう。
公助も、救うことより 節約に 意識が向けられた。
平等性や公正さの意識が盗まれて政治がなされると、人々の 協力しようという気持ちも奪われる。