医療体制の構築、感染防止、ワクチン接種 といったことは、一般的に望まれてきたことであり、そのような三つの柱というのは、対策の支柱ではなく、願望や祈願である。
絵馬などに書いたものを読み上げたのかもしれない。
柱というよりは、対処について分類したものなのだろう。
具体的な対策そのものが柱である。
当たり前のことが前面に出されると、対策自体やその是非の議論がぼやけてしまう。
また、デルタ株だから仕方ないといった雰囲気の言い逃れも許されない。
他国での惨状が伝えられたり、アジア人の免疫も効きにくいといった指摘なども以前からなされ、デルタ株への置き換わりによる被害拡大に対して、予め策を講じておくことができたにもかかわらず、対処が全く不十分であった責任は重い。