マスク着用率が高いとされる日本で感染者数が多くなり、マスクの効用を疑問視する見解もあるようだが、日本でのマスク着用が、政府のプロパガンダによって、対ウイルスでのアドバンテージを得るほどではなくなってきたと見るべきだろう。
屋外で外すことを推奨するようなレベルでは、ウイルスに対抗できないのだと思われる。
感染力が強くなったウイルスの感染拡大時期に、海外並みの着用に近づけていったのは、大きな間違いである。
岸田政権下、安全保障不安の波に乗って選挙を乗り越え、諸所でおごりが出ているためか、菅政権の感染拡大時GOTOキャンペーン下と同じような状況を招いた。
( 首都上空飛行は、選挙前より低空で飛んでいることが多くなっているように思われる。人の迷惑や被害と引き換えに利益を得ようとする飛行自体を即止めるべきであることは言うまでもない。)
以前は、二重にしたり、布マスクで不織布のマスクを押さえるような話がなされていたが、最近は 外す条件ばかりに意識が向けられてきた。
( マスク着用のリスク擬制・マスク外しの勧めによって ) 社会全体の感染対策を緩ませ、コロナの感染者数が閾値を超えてしまうと、熱中症の救急対応も遅れ、命に係わってしまうということに目を向けるべきだろう。
ワクチン接種が進んだことで、医療従事者も 防護が緩くなったりしてはいないだろうか。
他方で、重症化率が低く、一般の行動制限をしないのに、医療従事者やその濃厚接触者の検査を最優先で行なう結果、社会で今一番ストップさせたくないであろう医療について、その逼迫を後押しするのでは、表面化していない部分も含めた社会全体の感染状況を考えると疑問にも思われる。
また、現在に至っては、医療従事者は、自分が感染しないようにする意識ではなく、自身が患者側に感染させないようにする意識のほうが重要となっているのではなかろうか。
( 未だコロナを特別に扱う必要があるのであれば ) 医療従事者は、ワクチンの追加接種を重ねようとするよりも、防護対策の強化を考えるべきだろう。
( 絶対ということは無理だが ) リスクの高い人に感染させないよう、医療従事者側が最高レベルの防護対策をすることによって、( 必要性があり、患者側が拒まないのであれば ) 感染者でさえも治療に当たれるようにしたほうが良いと思われる。