感染症予防と熱中症予防の両立として、適宜マスクを外し、それを周囲が許容するという見解があるが、それでは両立しているとは言えないだろう。
マスクをしていると喉の渇きに気づきにくいということを知れば、水分補給・服装・環境などをより気に掛ける必要があるが、それはスポーツ時でも自宅内でも同様である。
マスクの着用を前提とした熱中症対策が必要である。
熱中症を避けるためにマスクを外すのが正しいということであれば、皆が外すべきことになり、マスクをしているほうがおかしいということにもなってしまう。
人に感染させないことに協力する人が減る方向に小さな流れを作ると、結果的に大きな影響が出てしまう場合もあるだろう。
現状では、マスクをせず、すれ違う時に咳をする人や歩行喫煙したりしている人も出てきているし、レジ待ちでの間隔を狭くしながら会話をする人も出てきたりと、徐々に緩みが大きくなっているようだ。
たばこの煙が何十メートルも離れて感じることから、素人としてはウイルスのマイクロ飛沫も気になってしまう。
肌感覚などによりマスクを着用できない場合は、着用できないという表示をするより、可能であるなら、自分に合う素材や形状などで、少しでも遮るのが良いと思われる。