感染者数が急増していることへの対処が、マスク会食を試してみるということで良いのか疑問がある。
ロックダウンをした後、解除していくときに、解除の条件として試してみるというのなら分かるが、緊迫感がなければ実践してもらえない対策なのかもしれない。
飛沫感染への対策が主ということでも、( 感染力が高いとされる変異株に対しては特に ) 直ぐに落ちる大き目の飛沫だけでなく、漂う感じのエアロゾルを十分に意識する必要があると思う。
普通の呼吸だけの空気感染とは区別して考える必要がある。
昨夏の、適宜マスクを外すというのは、必要な場面では一般的に適宜着用されていたと考えられるので、感染増加は、大きな飛沫がかかるような場面に限らず、エアロゾルが影響するのではないかと、減少時との比較から思われる。
夏場に湿度が高くてウイルスが漂いにくいことに加えて、多少距離もとっていたとしても、マスク無しではリスクが高まっただろうし、冬場の乾燥時はウイルスの漂いやすさの影響が強く、マスクをしていても、その分はリスクが上がると考えられるのではなかろうか。
感染拡大時には、人が集まったり、行き交ったりする状況をなくす必要があるだろう。
( テレビ番組などで基準になっているのかもしれないが ) 1.5~2mの距離は、会話が制限されていない場合の標準としては不十分に思える。( 検査が組み合わされていれば、リスクが低くなるのだろうが。)
また、換気も重要だろうが、空気が流れる先に人がいれば良くないだろう。