五輪開催について、パンデミックの部分を開催国だけに負わせて済まそうとするのであれば、五輪精神というのは、どこかにお出掛け中なのかもしれない。
ワクチン接種が進んだと誇れる国々は、五輪の医療体制について、協力する必要があるのではなかろうか。
その他、余裕のある参加国が、医師や看護師を一人ずつでも派遣すれば、だいぶ違うだろう。
( ただ、法律上のハードルがあるらしいし、インドの状況などを鑑みると、世界的な観点からは、五輪に医療を差し向ける余裕はないのかもしれない。 )
平時ではなく、パンデミック下では、IOCの権限如何ではなく、WHOや国連として、中止を勧告するなどの措置も視野に入れなければならない事態に差し掛かっているのかもしれない。
仮に、選手や日本国民の安全に関して、日本政府が希望的観測に基づいて開催しようとしているのであれば、パンデミックという状況下、国際機関が放置していてはいけない性質のことだろう。