体育の持久走で、子供が亡くなってしまったそうだ。
→ マスクをしていた。
→ マスクが原因。
→ 運動時にマスクをすべきでない。熱中症になる。~
といった捉え方には疑問がある。
ワクチン接種後の死亡例があっても、それをやめるという社会的選択はなされていない。
一方で、学校での感染が社会的にあまり影響がないということであれば、息が上がるような場面でマスクをする必要はないのかもしれない。
しかし、確率が低くても社会的な影響があるということであれば、マスク非着用にするのではなく、調節しながらにすべきだろう。
調節できない人は、マスクを着用できない人に入る。
日常の個々の場面で普通に空気を吸い込んでも、感染リスクが必ずしも高いわけではないのかもしれないが ( たとえば、わき道から飛び出して事故になる確率よりは低いのかもしれないが ) 、低いレベルでの違いが、社会全体のコロナ感染拡大に影響すると考えられるので、一般の人が ( 屋外だけであっても ) マスクを外す意識に傾いていくようだと、五輪も視野に入る中で、昨夏と同じことの繰り返しが危惧される。
エアロゾルによる感染のリスクについては、CDC や WHO でも リスク回避に傾いてきているようである。
黙っていて咳払いなどもしなければ、ウイルス量的に問題は無いのだろうが、たばこの煙が漂うような距離内では、濃度に応じてリスクが高まるのではなかろうか。