熱中症予防の呼び掛けは、
「 体温の上昇を防ぐ ( 適切な深部体温を維持する ) ための行動をとって下さい ( 対処をして下さい ) 。
マスクを外しても、効果がない可能性があります。
高温・多湿の環境は 危険です。」
という内容を先に伝えたほうが良いと思われる。
補足説明として、水分 ( 塩分, カリウム ? 等 ) の補給、エアコン・扇風機の使用、首元などの冷却等に触れるということになる。
マスクについては、熱中症になるリスクを高めるかどうかではなく、マスクを外すだけで熱中症を防ぐことができるのか、という観点が重要である。
熱中症以外の体調不良について、冬場の体育の持久走で亡くなった例などでも、体調が悪ければ、マスク着脱の意識ではなく、持久走自体をやめるという共通認識が、学校・教師・生徒全体にあれば防ぐことができたのではなかろうか。それは、国の責任だろう。
屋外で人との距離が十分にとれるときにはマスクを外して休憩をとる、といった呼び掛け内容は、マスクの有無と関係なく熱中症の危険がある場合 ( ほぼすべての場合ではなかろうか ) には、無策と同じである。
帽子をかぶっている人に、帽子を取って休憩しましょうと言うのと変わらないと思われる。
対策をとっていないのに 対策をとったと勘違いしてしまうような錯誤・錯覚に陥らせる呼び掛けではなかろうか。
頭が直射日光に照らされる状況が良くない。
日傘は役立つのだろう。
帽子や自転車のヘルメットは、熱をこもらせる面と、直射日光を防ぐ面と両方あるのかもしれない。
帽子を少し浮かせて温度を下げることは誰でも自然にするが、取りっぱなしより被っていたほうが良いのだろうから、マスクも完全に取らなくても、少し浮かせてみたりすれば済むと思われる。
マスクは呼吸による通気があるし、帽子のように少し浮かせたりしたり、汗を拭きとったりすれば良いのではなかろうか。
マスク外しに、水分補給やエアコン使用と同等の効果があるとは到底思われない。
かんかん照りや高温多湿下で、マスクをつけたり外したりしても( 熱中症はコロナ以前からあったのであり ) 関係ないと考え、他の対処に気をつかうべきだろう。