「 優しさを主とし、知的・客観的に確かな 思いやりの心 」  それを推奨していますが ... らくがき帳になっています。 ( 何の専門家でもありません。)

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格差社会の下、結婚して子を儲けることに偏りが出てしまうと、子どものためとか、将来世代のためといっても、恵まれた立場の人々の子孫 限定ということになり、社会全体の温かさが失われてしまう。

 

統計上の出生率を意識するにしても、皆が結婚して子が一人だけというのであれば、第二子以上を儲けてもらうために、子育てしやすい環境を整える政策に注力するだけでも良いだろうが、生活レベルの感覚から何となく結婚から遠ざかってしまう人が多いような状況であるとすれば、少子化は改善されず、社会の安定性が保たれない。

 

多数が属さない豊かな層に標準があると、結婚して子供を持つことに精神的に負荷が掛かる。

 

地球環境的には人口減少は良いのかもしれないが、持続可能な社会であるためには、バランスを保つ必要があるし、自然な倫理感を保てるように整えることも重要である。

 

根本的なこととして、結果の完全な平等は無理だが、機会の平等だけでは不十分である。

 

公正さを保ちながら、できるだけ結果の平等をも指向しようとすることを否定すると、その意識の中では、思いやりの不十分さが作用するため、そのような社会では、機会の平等でさえ、達成することはできないだろう。