コロナ禍が和らぐことで、マスク着用の推奨基準を改定するということについては理解できるが、熱中症については、マスク以外での熱中症対策を十分行なうことによって回避が可能であるはずなので、マスクだけを取り上げて、マスク着用がリスクを高めるというようなリスク評価には賛成できない。
マスク以外に関して不十分な熱中症対策に留めながら、マスク着用を問題視するのではおかしいし、逆に、ほかの対策が十分であれば、マスクのリスクを語る必要はないはずである。
また、同調圧力を問題視するのであれば、同調しない選択をすべきである。
そうせずに圧力の向きを変えようとするのでは、同調圧力を支える側に立ち、その恩恵に預かろうとしているだけである。
緩めて良いほうの過渡期には、他者の選択に目くじらを立てないのが良いだろう。
( 受動喫煙と羽田新ルートは、大迷惑である。)
同調しない選択を採ることができないと、いじめる側に回ったり、全体主義や専制主義体制に陥って、抜け出すことができなくなるおそれがある。
( 現状の日本の政治・経済・社会体制も、同調圧力に影響されているのだろう。)
多数派になびく判断基準ではなく、自己中心・自国中心主義でもなく、自分も他者も犠牲にしないようにするような思いやりによって判断すべきである。