事実を無視した政治判断は最悪であるが、専門家の推論や政策提言に関する取捨選択も命運を分ける。
専門知識に基づく推論が正しいことも多いだろうが、専門外の要素が重要なこともある。
判断に必要な事実の提示と、権威などに流されない考察が重要である。
熱中症のリスクに関して、マスクの影響を過大評価したメッセージは、結果として、熱中症対策と感染症対策の共倒れを招いていると思われる。
政府のマスク外し推しが強くなった分、昨年より悪化している。
雨天続きでも あまり抑えられないとすれば ( 他の感染症も増えているらしいので )、政府の姿勢の問題は大きい。
( 感染力が強くなっているとすれば、マスク着用率が下がるメッセージを出すことが問題であることは明らかである。)
政府の方針に沿い、熱中症対策として、マスクを外す条件について、生徒に熱心に伝えている小学校の一場面が放送されていたが、その通りにしたからといって、熱中症を防ぐことができるわけでも、また、そのようにしなかったからといって、熱中症になってしまうというわけでもないだろう。
熱中症予防に関しては、マスク以外のことが重要であり、感染防止に関しては、ワクチン接種をしていてもマスクは重要なのであり、わざわざ無防備にすることに意識を割くべきではなく、マスク着用を前提とした熱中症対策に意を注ぐべきである。
( 実証されているのか分からないが、着用率が高めでないと、社会全体としてマスクの効果を得にくくなるのだろう。)
コンビニ内、あごマスク、普通以上の話声の携帯通話で、擦れ違う間際にマスクを上げた人を見た。
外で黙ってすれ違うだけならリスクは低いと コマーシャルで説明していても、現実の場面では、咳やくしゃみもあるし、連れ立って話をしている人やグループとすが違うこともある。
活動制限をせずに、最大限の感染対策をするというのであれば、緩いほうに傾かせるメッセージを出すことは、実践上の合理性を欠く。
コロナやインフルエンザの感染対策の一つとして、曝露したとして、帰宅時・夕食後・就寝前などに、極細の柔らかい歯ブラシで、舌の奥のほう ( 奥歯くらいまで ? ) の粘り気?ヌメリ?を取って、すすぎやうがいを喉の奥でもするのが良さそうに思われる。
適切な睡眠時間は、熱中症予防にも、感染症対策にも良いのだろう。
水道水の温度が体温より低いければ、顔や ( 頭や ) 首の辺りに ( 手も )、数十秒でも掛け流すと、少し楽になるようだ。
( 扇風機にあたりながら拭うといい感じ。保冷剤も良いだろうが、広範囲を適度に冷やせる点が良さそう。血管が収縮し過ぎないとすれば、それも良さそうに思われるが、その辺りのことまでは良く分からない。)